Tableau で Calendar その 4 (全部で4)今日は Videoつきだよん。
ようやく最後です。
見せ方の体裁をもう少し整えます。
Dashboard を使えば、ある程度見栄えのよいものはできますが、ひとつのシートでできる範囲のものに、焦点を絞ります。
最大のポイントは、月の名称をどのように表示させるかです。
まず、Header を全て消すと、下記のようなVIZになります。
修正したいことを先に挙げます。
- 曜日表示を短くする
- 月の区分(切れ目)を分かりやすくする。
- 「何月」の表示を入れる
↑ これだけやろうと思います。
<曜日表示を短くする>
曜日の名前は、以下のFormulaで入力されています。
[Weekday Name]
datename('weekday',[Calendar Date])
datenameは、文字列扱いです。
ですので、Mon、Tue などの3文字表記にするために、以下のように変更します。
[Weekday Name]
left(datename('weekday',[Calendar Date]),3)
直りました。
水平方向の表示位置が、真ん中のほうが、いいかな?
Header 位置で右クリックして、Format を選択します。
Header の Alignment を選択します。
水平垂直とも、中央を選んでみます。
ちょっとマシですね。
忘れないうちに、見やすいように、以前に設定した、土日の赤色も追加しておきます。
少し見れるようになってきました。
次です。
<月の区分(切れ目)を分かりやすくする>
罫線の話です。土日を赤くしたら、ある程度は分かりますが、やはり月単位の罫線は欲しいです。
表の中の任意の位置で右クリック、Formatを選択します。
左上のアイコンが、Format 対象を示しています。
こいつが罫線です。
列(縦方向)の罫線を変更したいので、Column Devider を変更します。
ここで、Level を分かりやすくするため、Headerを戻してみます。
列方向には、3レベルのHeaderが設定されています。
以下にLevelごとの見え方の違いを示します。
中央のものが月単位に該当します。
もう少し太くしてもよさそうです。
以下が、罫線の出来上がり版です。罫線の色を変更することもできますが、今回は、初期のもので十分です。
さあ、月の名前表示です。
<「何月」の表示を入れる>
じつは、これには制約が多いです。Dashboard だとかなり融通は利きますが、先に書いたとおり、手間を最小限にするため、ひとつのWorksheet で実現できることに絞ります。
この場合、Header を除くと、データのないところに表示をさせることが出来ないのです。ちょっと透明性を持たせて、各月の中央あたりに表示できるとベストですが、それは無理です。
↓こういうのは無理 ↓ (ちなみにパワーポイントで重ね合わせてます)
でも、できるだけ近いことをしたいと思います。
データのあるところにしか表示できないので、月の、あるに一点だけ、表示させることにします。
「1日」を選ぶと、こんな感じです。
2段目、左端をターゲットにします。
これでもいいかもです。
真ん中にしてみましょう。
やはり、これが、いちばんマシですかね。
さて、それぞれのFormatです。
- 毎月1日
[Show Month 1]
if [Normal day]=1
then left(datename('month',[Calendar Date]),3) END
- 2段目左端
[Show Month 2]
if ([Weekday ID 3]=1 and [Weekday ID 4] = 2 and [Normal day] <> 8 )
then left(datename('month',[Calendar Date]),3)
elseif [Weekday ID 3]=1 and [Weekday ID 4] =1 and [Normal day] = 1
then left(datename('month',[Calendar Date]),3) END
- 真ん中
[Show Month 3]
if [Weekday ID 3]= 4 and [Weekday ID 4] = 3
then left(datename('month',[Calendar Date]),3) END
それぞれ、日付の属性や、Header の属性をうまく工夫して、所定の位置を特定させていることがご理解頂けると思います。
地味に重要なのは、月にひとつしか表示させないことを徹底することです。2段目左端でだいぶ苦労しました。
最後に、Text の配置 です。
日付の情報 1~31と、上記の月の名前を両方 Label にDrag します。
このとき、実は、全ての日付のLabelにも、月の名前が添付されています。
しかしながら、月に一日以外は「null」になっており、どこにも表示されずにいるだけです。
次に文字のFormatです。
Labelの中身は、かなり詳細設定が可能です。
追加したFieldごとにFontや色や配置が変更可能ですし、独自のText入力も可能です。
ここでは、Field ごとに、サイズ、太字、斜体、配置をそれぞれ変更しました。
Field 同士の相対位置も、平行に配置、垂直に配置と選択できることに注意してください。
表示エリアの制約によって、横に並べた方がいい時も、縦に積んだ方がいい時もあります。改行を入れるだけで、縦積みが可能です。
さらにもうひとつ、TIPS ですが、
表示を入れ替えるとき、以下の違いもあるので覚えておいてください。
ようやくカレンダーが終了しました。
それでは、ご自分でトライして、楽しんでください。