神は細部に宿る?ーヘッダーを上側に表示する-

レスリングは日本のお家芸と言えるメダルラッシュですが、驚くべきことに(!)吉田選手が決勝で負けてしまいました。Alsokの宣伝とか、「霊長類最強」とか、「男だったら人を殺してた」とかで、いつの間にか私の中で「彼女は負けるはずがないだろう」と思ってたので、やけに驚きました。

自分の勝手な思い込みに過ぎないのですが、物事に「絶対」というのはないのだなぁと、改めて心しておこうと思いました。

 

さて、話は変わって、「神は細部に宿る」って言葉があります。もともとは建築や装飾品とかのケースに使われてたようです。

傘置きやコピー機を見れば、会社が分かる」とまで言っちゃうと、「いやいや、それはない」、「木を見て森を見ず、って言葉もあるでしょうが」とかいろいろ思ってしまいますが、今回紹介したいのは、そんな言葉をつい思いついてしまうような、Tableauの機能の中で、「必要不可欠」とまでは言えない機能、「ぶっちゃけこんなの知らんでも本質には全く問題ない」機能です。

がしかし、「Tableau」なんてエラい人、全然知らないんですよ。みんなエクセルとパワーポイントでやってます。んで、誰も今のやり方をなかなか変えたがりません。

そのような状況に、Tableauで殴りこみをかける(笑)わけですから、あるVIZを見せた時に、『このヘッダー、下じゃなくて上に表示させて欲しいんやけど』などと言われた時には、『できません』とか『やり方わかりません』とか、言いたくないじゃないですか。『はいはい~』ってすぐに対応できれば、導入拡大への道も開けようというものです。

なんと長い前置き。。。

 

最初は簡単なビューから。

f:id:skn_0410:20160819064221p:plain

行に、[Product Category]を追加してみます。

f:id:skn_0410:20160819064616p:plain

3段に分かれました。

ただ、最上段の棒グラフと、ヘッダーの距離が遠すぎるので、ヘッダーを上側に移したいです。

f:id:skn_0410:20160819064840p:plain

ためしに、同じ[Customer Segment]を「Column」にもうひとつ配置してみましょう。

f:id:skn_0410:20160819065518p:plain

こうなります。

f:id:skn_0410:20160819065624p:plain

 

いいですね。でも、2つヘッダーがあるのも邪魔なので、下を消したいです。

f:id:skn_0410:20160819065815p:plain

 

f:id:skn_0410:20160819065856p:plain

 

よしっ消えたと思ったら、アレッ、上も消えてるじゃないですか。。。

 

何か、別のアイデアはないでしょうか。

 

ありました。さっきは、同じFieldを持っていってからダメだったのであって、違うFieldを持っていってみましょう。

ただし、Field内の値が複数あると、その値で、また区切りができてしまうので、ひとつの値のみを持つField を配置する必要があります。

まあ、それがあるかないかを考えるのも面倒なので、自分で作ります。

[Dummy_Header]

"A"

 

この場合、数字(例えば ”1”)を使うよりも、文字列を使用したほうが取り扱いが簡単です。

 

では、これを列、[Customer Segment]の右側に持っていきましょう。

f:id:skn_0410:20160819071032p:plain

 

以下のように、見た目は良いようです。[Dummy_Header]の表示を隠してみましょう。

f:id:skn_0410:20160819072618p:plain

 

f:id:skn_0410:20160819071204p:plain

できましたっ!!。

 

さて、折角なので、機能の中身をより詳しくスタディをしておきます。

f:id:skn_0410:20160819071811p:plain

 

f:id:skn_0410:20160819072024p:plain

Columnのいちばん右端のFieldの値(この場合④)が、下側にやってきます。下側に配置できるのは ひとつ限定のようです。

残りのField値は、左端がいちばん上、その後はひとつ右のFieldがひとつ下という順番で表示されます。

もちろん、Show Header のCheck/Uncheckで表示させたいField値のみを残すことが可能です。

 

細かい話でしたが、割とニーズがありますし、何より覚えれば簡単に対応できます。

まあ、最近見た記事にタイトルの表現があったんで、使ってみたかっただけなんですけどね。

 

では、Enjoy Tableau !!