出でよゼロ! -Nullをゼロに置き換える- その1(全部で2、たぶん)
今回は、Nullの扱い方について。
このようなデータのとき、空白のところにはデータ自身が存在しません。
「ゼロ」とは明らかに違う訳です。
が、場合によっては、Nullをゼロ同様に扱いたいこともあります。
具体的にいきましょう。
まずは、棒グラフを書いてみます。
問題ありません。次に、エリアチャートを書いてみます。
ちょっと期待してたのと違います。
中段はよいとして、上段下段は問題です。中段は、もとのテーブルを見ても、もともとNullの項目がありません。ですので、Nullが含まれているときにチャートが分断されているのが分かります。
これを見栄えよくします。
エリアグラフで面を接続する-1
一つ目の方法は、Missing Dataを繋ぐ方法です。
まず、Formatを選択します。Windowを表示させるだけなので、選択は何でもよいです。
Side Barに Formatが表示されます。
Fieldから、[sum(sales)]を選択
いちばん下の、Marksをドロップダウンから選択します。
Hide(Connect Lines)を選択してみると、
こうなりました。繋がったのですが、何か違います。
この選択だと、Null値を飛び越えて、データのあるポイント同士を繋げています。
このパターンが必要なケースはこれでよいですが、今回は、Nullをゼロで表示させることが目標です。
別のオプションを選択します。
これだと。。。
期待通りにできました!!
エリアグラフで面を接続する-2
もうひとつの方法を挙げます。
先ほどは、グラフの表示設定で対応しましたが、セルの中身そのものを、「Null」から「ゼロ」に置き換える方法です。
[Sales (ZN)]
zn(sum([Sales]))
ZNは、Nullのときはゼロを返すという関数です。そのままですね。ただし、
zn([Sales])
のような使い方はできません。それだと、NullはNullのままです。
これをグラフにしてみましょう。
できました~。
シンプルなケースは上記の対応でOKです。
しか~し、上記2つのやり方で、問題が出るケースもあるので~す。
それについては、次回。。
それでは、Enjoy Tableau!!