フィルターをかけた後も合計値を残す
昨日のグラフをちょっと変えて、製品ごとの色分けをしてみました。
今日の課題は、製品ごとに色分けした棒グラフを、会社ごとに見せる。
※ ただ~し、会社ごとに見るときも、全体の合計は残したい です。
ゴールを先に示します。こういうことです。↓
意図はお分かり頂けると思います。全体合計の中における、A社の割合と各製品ごとの内訳を視覚的に見たいということです。
ちょ~っと難しいですよ。(知ってれば簡単です)
3社とも表示されている場合は、グラフに問題ありません。
A 社だけフィルターをかけます。
いい感じ。でも、リファレンスラインを見てください。
A社のみの合計になっています。親切に、リファレンスラインも変えてくれたんですね。普通はこれでOKです。
でも、課題は、3社合計も示すです。
今のリファレンスラインをキープしたまま、全体合計を追加します。
でも、そのままでは、できません。Tableauのフィルターはかなり強力で、計算や表示で、自動で他の数字を除いてしまいます。
なので、「これは除いちゃダメよ」ということを特別に指示してあげる必要があります。
Tableauでも最もよく使う計算機能「LOD」(Level of Detail)の出番です。
「LOD」について話し出すと、100ページくらいになると思うので、今の目的に沿った使い方にフォーカスします。このブログでも、今後「LOD」様には再三、ご登場頂く予定です。
[LOD_Sales]
{fixed[Date]:sum([Sales])}
記号 {} が出てきました。これは、LOD の計算のしるしで、計算式入力画面では、紫色で表示されます。
これは、「[Date] が合ってたら、他の項目無視して、全部足してきてね。」って言ってます。
早速、これをDetailに入れて、リファレンスラインを追加してみます。
今回は、"Line" の表示も残すことにします。
すげー、今日は早い。
って思ったんですよ。
そしたら、やっぱりワナがあったんですよね。
やめてほしいわ~。
フィルターをALL にしてみたんですよ。
間違ってま~す。3社あるんで 3倍になってま~す。 orz
これね、解消方法見つけるのに数時間 格闘しました。
分かると簡単。(そんなん、全部そうやけどな!)
ALL
と、A社のみ
できあがり~。
慌ててALL の場合を確認せんと公開して恥ずかしい思いせんで良かったわ~。
では、自分で試して、楽しんでください。
ワークブックのリンク(Tableau Public)