フィルターをかけた後も合計値を残す

昨日のグラフをちょっと変えて、製品ごとの色分けをしてみました。

今日の課題は、製品ごとに色分けした棒グラフを、会社ごとに見せる。

※ ただ~し、会社ごとに見るときも、全体の合計は残したい  です。

f:id:skn_0410:20160213111042p:plain

ゴールを先に示します。こういうことです。↓

意図はお分かり頂けると思います。全体合計の中における、A社の割合と各製品ごとの内訳を視覚的に見たいということです。

f:id:skn_0410:20160213112147p:plain

ちょ~っと難しいですよ。(知ってれば簡単です)

3社とも表示されている場合は、グラフに問題ありません。

A 社だけフィルターをかけます。

f:id:skn_0410:20160213111518p:plain

いい感じ。でも、リファレンスラインを見てください。

A社のみの合計になっています。親切に、リファレンスラインも変えてくれたんですね。普通はこれでOKです。

でも、課題は、3社合計も示すです。

今のリファレンスラインをキープしたまま、全体合計を追加します。

でも、そのままでは、できません。Tableauのフィルターはかなり強力で、計算や表示で、自動で他の数字を除いてしまいます。

なので、「これは除いちゃダメよ」ということを特別に指示してあげる必要があります。

 

Tableauでも最もよく使う計算機能「LOD」(Level of Detail)の出番です。

「LOD」について話し出すと、100ページくらいになると思うので、今の目的に沿った使い方にフォーカスします。このブログでも、今後「LOD」様には再三、ご登場頂く予定です。

[LOD_Sales]

{fixed[Date]:sum([Sales])}

記号 {} が出てきました。これは、LOD の計算のしるしで、計算式入力画面では、紫色で表示されます。

f:id:skn_0410:20160213120909p:plain

 

これは、「[Date] が合ってたら、他の項目無視して、全部足してきてね。」って言ってます。

早速、これをDetailに入れて、リファレンスラインを追加してみます。

今回は、"Line" の表示も残すことにします。

f:id:skn_0410:20160213113500p:plain

 

f:id:skn_0410:20160213113727p:plain

 

すげー、今日は早い。

 

って思ったんですよ。

そしたら、やっぱりワナがあったんですよね。

やめてほしいわ~。

フィルターをALL にしてみたんですよ。

f:id:skn_0410:20160213114109p:plain

間違ってま~す。3社あるんで 3倍になってま~す。 orz   

これね、解消方法見つけるのに数時間 格闘しました。

 

 分かると簡単。(そんなん、全部そうやけどな!)

f:id:skn_0410:20160213114402p:plain

 

ALL

f:id:skn_0410:20160213114444p:plain

と、A社のみ

f:id:skn_0410:20160213114517p:plain

できあがり~。

慌ててALL の場合を確認せんと公開して恥ずかしい思いせんで良かったわ~。

 

では、自分で試して、楽しんでください。

 

ワークブックのリンク(Tableau Public)

| Tableau Public